やまそうです。個人事ですが2018年9月に結婚を機に新居に引っ越しました。その結婚祝いとして観葉植物を頂きました。
今回はせっかくお祝いで頂いた観葉植物と1日も長く一緒に過ごすための枯らさない4つのコツをお伝えします。
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たまにはお外で日光浴は絶対NG!
本来、植物は一度根をおろした場所で芽を出せば、その後は、そこから移動することはありません。
しかし、観葉植物はお届けの段階で鉢に植えられ、どこでも自由に移動ができるようになってます。つまり、芽を出した後、「環境の変化」=「場所の移動」っていうのを想定した構造にはなっていないのです。
観葉植物は室内にずっといるからたまには日光浴をさせようと室内から室外を繰り返すと、植物達は私たちが思っている数十倍もの変化を感じ、それが原因で枯れてしまうこともあります。
観葉植物は優秀ですので、ひとたび環境が落ち着いたらその場所での適応する能力があります。よって、良かれと思って日光浴をさせることは、百害あって一利なしなのです。
ですので、あなたの元に来た観葉植物は、できるだけ良い環境で、あまり頻繁に移動せず固定して育てていきましょう。
お水は「足りない」よりも「やりすぎ」に気をつけよう
残念ながら、観葉植物が枯れてしまう原因の約6割が、水やりが原因です。なお、他の原因は温度・日照管理・病害虫被害等によるものなどです。
植物を育てていく上で、「水やり3年」という言葉があるように「水やり」のコツは難しく、極論の話をすれば、100通りの環境があるとしたら100通りの水の量もあるのです。
適切な水の量をあげるには素人の私たちにとっては難しいものです。では、多すぎるのと少なすぎるのではどちらがいいのでしょうか?
となると断然、水やりは少ない方がいいのです。水が足りない、いわゆる「水枯れ」の症状と、水のやりすぎによる「根腐れ」の症状というのは、見た目では同じダメージでも実際には大きく違うのです。
「水枯れ」とは
「水枯れ」の症状の進行は、大きく分けて2段階あります。土が乾いてカラカラになって、その後第2段階として、植物自体に傷みがでてきます。
第1段階で気付けば、その時点で水やりすれば大丈夫です。また、もし2段階目の傷みが出てきたとしても、たっぷりと水を与えてくれれば、とりあえず大丈夫です。初期症状だったら次の日には8割方シャキっと元気を取り戻してくれます。
結構、単純なんです。
深刻な「根腐れ」とは
「根腐れ」は、土の中の水分が多すぎて、根が窒息してしまう状態をいい、普段はみえない土の中で傷みが進行します。
だから、なかなかすぐには発見できず、その傷みが地上の葉っぱに出始めたころは、すでに末期の状態で、その時点での対処法なんてほとんどなく、諦めるしかないないのです。
上手の水やりのヒント
あなたの手元に届いて最初の「水やり」は、ゆっくりと、鉢底から水がちょおちょろとしみ出てくるまで、豆から挽いたコーヒーを入れるように時間をかけて、たっぷりめに与えてみましょう。
なお、この時、鉢底からの水は時間差で出てきます。出てこないからとジャバジャバと水を与えると、鉢底から水があっという間に受皿から溢れてしまうので注意が必要です。
また、水を与える前後での、土の乾き具合の違いをよく観察してみましょう。ポイントは、与えた水がどれぐらいの量だったかということと、土が完全に乾くまでにどれぐらいの日数かかるかということです。
この土が乾くまでの日数が大体約1週間前後というのが理想の間隔です。
光は植物の食べ物!多くても少なくても良いことはない
私たちの生きる源の酸素を作る光合成
ここでちょっと理科の話をしましょう。植物は「光」と「水」と「二酸化炭素」という3つの要素を材料に、自分自身で成長に必要なエネルギーを作り出しています。これを「光合成」といいます。
この光合成は植物独自の働きで、人間は食べることによってエネルギーを補充しますが、植物は材料が調えば、自分自身でエネルギーを作り出すのです。このときに不要物として植物が排出するのが酸素です。
光と水、大切なのはバランス
その光合成に必要な光。光がたくさん必要な植物、逆に光をあまり必要ない植物もいます。冒頭に述べたとおりに植物は置かれた場所に適合できる能力を備わっています。
しかし、やはり、必要な「光の量と水の量とのバランス」が理想と現実とで大きく異なる場合、そのストレスは「落葉」や「徒長」などによって現れます。
「落葉」の原因は色々ありますが、例えば「強い光に対して、水の量が追いつかず、、」といった光と水のバランスが崩れることも起きてしまうのです。
また、落葉しなくても、光が強すぎて、葉が焼ける(変色してしまう)ということもあるのです。
「徒長」というのは光不足による症状で、光を求めて、十分な葉緑素とエネルギーを持たないまま、必死に身の丈だけを伸ばそうとして、その結果ヒョロッと長く、色の薄いカラダになってしまうことをいいます。
出来るだけ植物にあった場所を見つけよう
光不足の状態は、例の恐ろしい「根腐れ」を引き起こしやすい環境でもあるということ言えます。
光不足プラス根腐れは、本当に最悪です。そんな状態になるともう手遅れです。その状態で、光が十分に得られる場所に移動しても元には戻りません。つまり、サヨナラです。
そんなつらいお別れをしないように、植物の好きな環境にできるだけ近い、良い場所をみつけてあげましょう。
植物は生きもの!毎日見守ってあげましょう
植物も私たち人間と同じ、れっきとした生命体です。置物のように毎日同じ形状をしているわけではありません。
人間と同じように、暑い、寒い、明るい、暗いなど様々な環境に敏感に感じています。
設置場所が同じで、自分で移動が出来ない分、余計にその変化に敏感となり、その気持ちはカラダの変化として表れます。
その場所の環境にキチンと対応してくれたら、うれしくてたくさんの葉を出してくれますし、逆にそこにストレスを感じていれば葉を落とし、カラダの色々な箇所にストレス性の傷みが出たりもします。
まとめ
以上、観葉植物を枯らさない4つのコツをお伝えしました。
観葉植物は一生懸命、空気の浄化とマイナスイオンの放出に励み、そして少しでも、あなたの気分をいやしてくる存在です。
一日でも長くつきあえるように上手に育ててあげましょう。