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就職に有利な簿記の魅力と習得することによる3つのメリット【2019年】

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やまそうです。本業では税理士をやっていまして、合間にブログを書いています。さて、今の職業である税理士を取得するきっかけとなったのが、簿記です。

簿記といえば、数字を扱って小難しいそうで敬遠しがちですが、習得してしまえばこれほど面白い技術はないと思います。

今回は簿記とは何かを紹介し、習得するメリットや習得方法をお伝えします。

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今更聞けない簿記とはなに?

簿記という言葉を聞くけど、そもそも簿記って何っていう人も多いのではないでしょうか?日本商工会議所によれば、

簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。

簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。

また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立ちます。

さらに、公認会計士や税理士等の国家資格を目指す方や他の資格・検定と組み合わせてキャリアアップを考えている方々にも必須の資格といえます。

と簿記について紹介しています。

町工場からあの大企業でも使われる簿記

簿記は簡単に言えば、日々の取引を記録する技術です。お金を使用して取引した場合はもちろん、お金が動かない場合、例えば火災などで資産が消滅した事象においても簿記にて記録していきます。

つまり、日々の取引をまとめて、記録する技術なのです。企業の大小にかかわらず必ず用いられる技術が簿記なのです。

簿記はビジネスシーンで必要なスキル

企業に勤めるうえでは、利益を追求することが求められます。また、最近のはやりである副業においても利益が出なければ副業を行う意味がありません。

ここでいう利益がいくら出ているかを把握するうえでも簿記の技術は必須のスキルであり、必要最低限知っていないといけない知識といっても過言ではないでしょう。

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簿記を取得することによる3つのメリット

では、簿記を取得するうえでどのようなメリットがあるのでしょうか?

簿記が分かれば財務諸表も読むことができる

簿記を習得することができれば、財務諸表を読むことが出来ます。ここでいう財務諸表というのは、貸借対照表と損益計算書を指します。

貸借対照表というのは、その企業の財産である資産と借金などの負債がどれだけあるかを示す表です。一般的にB/Sと呼ばれることが多いです。

一方の損益計算書とは、1年間という周期でいくら稼いだかを示した表です。一般的にP/Lと呼ばれます。また、いくら稼いだかの指標を一般的に利益といいます。この利益は収益(売上などの収入)ー費用(仕入などの支出)により算出されます。

この、B/SとP/Lは簿記により記録された数多くの取引の積み重ねで作られており、簿記を理解することでどうすれば、資産が増えるのか、利益を得ることができるのかを理解することができます。

簿記を習得すれば進学・就職に有利!さらに新たなスキルアップを図ることも

簿記を習得できているということは、ビジネスの基本でもあるコスト感覚が身についていると考えられます。このような考えができることはビジネスマンにとっては必要最低限の知識です。

なお、簿記は経理などで企業の大小にかかわらず必ず用いられる技術です。ということは企業の業種を問わず必ず必要なスキルですので就職・転職においても有利に働くでしょう。

また、簿記検定は3級から1級まであります。簿記検定の合格を単位認定している大学なども多くあり、進級・進学においても有利に働くでしょう。

1級を合格することにより、税理士試験の受験資格を得ることができ、さらなるスキルアップを図ることができます。現状の仕事に満足できていない人は簿記を習得して、新たなステージを目指すのもいいかもしれません。

簿記を習得することで確定申告での青色申告制度が利用できる

事業を行っている人は簿記の知識があるだけで節税を図ることができます。なぜなら、簿記の知識があることにより所得税の青色申告による特典を受けることができるからです。

もっと深掘りをして説明をしていきますと、所得税の申告には、青色申告と白色申告があります。何も手続きをしなければ、白色申告のままですが、税務署の承認を得ることにより青色申告により所得税を申告をすることができます。

青色申告により申告することは様々なメリットがありますが、一番のメリットは最大65万円の控除を得ることができます。65万円の経費を作るということはその分の支出を要するわけで、簿記を知っているだけ65万円も節約できるのです。

また、今までは税理士が記帳代行をしていましたが、今はAI技術を搭載し自動仕訳ができる会計ソフトFreeeなどの会計ソフトが普及しており、簡単に帳簿をつくることできます。

自動仕訳なら簿記の知識はいらないのではないかと考えるかもしれませんが、自動仕訳でできた帳簿が正しいの間違っているかの判断をするためには、やはり簿記の知識は必要なのです。

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簿記の知識を習得するなら日商簿記検定にチャレンジ!!

では、簿記を習得するためにはどうすればいいのでしょうか?簿記においても英検のように検定があります。その中で一番知名度及び信頼性がある検定が日本商工会議所が主催する日商簿記検定でしょう。

日商簿記検定には1級から簿記初級までがあります。それぞれのレベルは以下のように定義されています。

簿記初級のレベル

簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解し、業務に利活用することができる。

簿記3級のレベル

ビジネスパーソンに必須の基本知識。経理・財務担当以外でも、職種にかかわらず評価する企業が多い。
基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できる。
小規模企業の経理事務に役立つ。

簿記2級のレベル

経営管理に役立つ知識として、最も企業に求められる資格の一つ。企業の財務担当者に必須。
高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できる。
高校(商業高校)において修得を期待するレベル。

簿記1級のレベル

公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門。合格すると税理士試験の受験資格が得られる。
極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析ができる。
大学等で専門に学ぶ者に期待するレベル。

就職・転職を有利に進めるなら簿記2級以上から評価

以上のように簿記のレベル付けされているなかで、どこまでのレベルに達する必要があるのでしょうか?

もちろん簿記1級まで極めることも大事ですが、経理などの実務で求められるレベルは1級ではなく、簿記2級レベルの知識があれば十分です。

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日商簿記検定に合格するためには

今回は簿記の知識の必要性と簿記の魅力についてお伝えしました。日商簿記検定に合格するための市販の教材も多数販売されており、あなたに合った専門書で合格を勝ち取るのも一つです。

また、非常に人気のある資格であるため、学習方法は豊富です。例えば、アカウンタンツライブラリースタディングなどのスマホを用いた通信教育により通勤、通学により合格を目指す方法もあります。確実に合格を目指したいのなら独学よりも通信教育などのツールを用いるのが無難でしょう。

さらに、独学・通信では途中で諦めてしまうかもというあなたは、他の2つの学習方法より学習費用が高額ですが、大原専門学校やTACなどの通学での学習もおすすめです。

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