税理士試験に合格した経験を中心に試験対策のノウハウを紹介。また、30歳〜40歳の男性が気になるトレンドも追いかけていきます

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未経験者が会計事務所に就職するなら税理士試験科目合格はいくつ必要?

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前回の記事にて会計事務所に就職・転職するタイミングは8月がベストだとお伝えしました。

理由としては会計業界の就職・転職のピークは8月・12月であり、12月に就職・転職してしまうと5月まで繁忙期となってしまうため、会計事務所の未経験者は特に閑散期の時期の8月がじっくりと実務の経験が積めるためおすすめだからです。

では、会計業界の未経験者は税理士試験の科目合格をいくつした状態がベストなのでしょうか?今回はどれくらい科目を合格したら就職すべきか考えていきます。

税理士試験の科目合格をしていても実務が出来るわけではない

まず、お伝えしたいことは、会計事務所の未経験者がたとえ5科目合格していたとしても、いきなり実務できることはありません。

私自身、簿記論と財務諸表論の2科目合格して異業種から会計業界に飛び込みましたが、就職当初は全く実務もできず、長く伸びた鼻をへし折られた記憶があります。

問題集の簿記と実務の簿記はまったく違う

机上の勉強と実務はまったく違います。例えば、簿記論や簿記2級レベルを有している方なら判ると思いますが、簿価1,000,000円の車両を500,000円で売却(期首から売却時の減価償却100,000円)するときの仕訳ですが、

専門学校での学習や簿記論などの問題では解答では、

と答えるのが正解ですが・・・実務では

でも、正解なのです。つまり必要経費・損金を減価償却費100,000円を固定資産売却損で認識するかしないかの違いであり、結果的には利益の金額は変わりません。

もっといえば、今回は減価償却費の金額を提示しましたが、実務では自分で計算しなければなりません。わざわざ、減価償却を計算してたらその時間だけ手間がかかってしまいます。

また、問題集では当然のように出てきた売掛金、買掛金も中小企業の帳簿では決算整理での洗い替えでたります。毎回、売掛金を計上しては回収の仕訳を切っていては繁忙期を乗り越えることはできません。

もちろん、会計事務所によって方針は様々なので、一部の事例としてとらえてください。

簿記3級レベルの知識があれば法人税申告書もできてしまう

会計事務所に勤めている人全員が税理士を目指しているわけではありません。たまたま近くに会計事務所があったから就職した人や事務仕事が好きだから就職している人もいます。

ですので、税理士試験の科目合格どころか簿記2級すら持っていない人が実務をこなしているのです。

そんな方でさえも、消費税申告書はもちろん、法人税申告書を作れてしまう時代です。なぜなら、今の会計事務所では会計ソフトで申告書を作るのが主流であり、特段の難しい知識は必要はないのです。

実務と試験勉強は完全に切り離すようにしましょう。

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会計事務所にとって一番タチの悪い新入社員とは?

以上のように、会計事務所における実務においては、税理士試験の科目合格していなくても、簿記3級程度の知識があれば、十分実務をこなすことはできます。

もちろん、税理士試験の科目合格のために習得した知識は無いよりもあった方に越したことはありません。

会計事務所にとって未経験5科目合格者の人材が一番タチがわるい

会計事務所にとって採用しにくい人材の種類があります。それは、会計事務所未経験でかつ税理士試験5科目合格者です。

つまり、経験は無いくせにやたらとうんちくがあるパターンです。何度も言うように実務と試験勉強はまったく違います。

上述のとおり試験勉強で習ったことをそのまま実務に置き換えできるわけではありません。それにも関わらず、自分が勉強してきたことと違う!とか重箱の隅をつつくような質問をしてきたりなど、教える立場としては、つらいものです。

であるならば、簿記3級レベルの未経験者に教えた方が楽でしょう。

実務を経験したらすぐに独立してしまうおそれがある

税理士になるためには税理士試験に合格するだけではなく、2年間の実務経験が必要となります。

ということは会計事務所未経験でかつ税理士試験5科目合格者の人材は実務経験を積むだけで税理士になれる立場となります。そこで、経営者が考えることは実務経験積んだら独立するのでは・・・?と考えるのは当然でしょう。

人材育成にも多額は経費がかかります。せっかく育ったのに独立されてしまったと考えると会計事務所側も雇いにくい存在なのです。

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会計事務所が雇いやすい未経験者はこの人材!

では、会計事務所が雇いやすい人材とはどのような人材でしょうか?もちろん、会計事務所の方針によって様々ですが一般的には税理士試験科目合格1〜3科目に合格している人材が会計事務所側にとって雇いやすい人といえます。

1科目合格しているだけでも会計事務所側は評価してくれる

税理士は5科目合格しなければなりませんが、1科目合格するだけでも至難の業です。たかが1科目ですがされど1科目です。

難しい試験をクリアしてきたということから評価して頂ける傾向があります。また、簿記2級のような一般的な試験ではないので、会計事務所で本当に働きたい人なんだなとの印象をもってくれるでしょう。

会計事務所側も1科目であれば、すぐに独立される心配もないですし安心して雇えます。

雇われる側も科目合格があればモチベーションを維持できる

私見ですが、会計事務所で働く以上、税理士を目指すべきだと考えています。会計事務所一般的な企業に比べると決して待遇がいいわけではありません。

税理士資格を取り、ボスと税理士法人を設立するか、自分自身の会計事務所を作るなど、それなりの目標があるべきだと考えます。

税理士試験の科目合格が1つでもあれば、0からスタートよりもモチベーションを維持しやすいでしょう。さらに2科目・3科目となるとさらにモチベーションを維持できます。

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1科目でも合格しているなら会計事務所の就職・転職を考えよう

以上のように、未経験者が会計事務所の就職・転職のタイミングを紹介しました。

1〜3科目所有でも働きながら試験勉強をし続けなければなりません。試験勉強を続けながら、働くことはとても大変ですし、少なくとも会計事務所の協力も必要です。

そんな会計事務所に出会えるのも運しだいと考えるかもしれませんが、そこで利用して頂きたいのが、会計事務所に特化した人材紹介会社です。その中でも、東証一部に上場している【MS-Japan】がお勧めです。

東証一部に上場しているという信用力はもちろんですが、会計事務所に特化しているからこそ、一般の就職サイトやハローワークに掲載ちなみにされていない就職・転職の情報が掲載されています。

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