税理士試験に合格した経験を中心に試験対策のノウハウを紹介。また、30歳〜40歳の男性が気になるトレンドも追いかけていきます

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税理士試験の合格結果の通知が届いたときにあなたが必ず行うべきこと

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12月に入り、税理士試験の受験生にとっては今後の人生を左右する月です。なぜなら、12月は税理士試験の結果発表の月だからです。

8月の受験し12月までの4ヶ月、きっと合格している・もしかしたら今年も不合格かもと一喜一憂している人も多いのではないでしょうか?

私も受験生時代は、8月に受験し、12月まであの理論をもっと読んでおけばよかった、あの文章を書いておけばよかったと、すでに試験が終わって無駄だと分かっているにも関わらず、考えたものです。

そして税理士試験の結果次第では、クリスマスや正月を楽しく過ごせるか否かを決めると言っても過言ではありません。

今回は、税理士試験の合否の結果がどうであれ、結果が届いたときの体験談からのあなたが行うべきことをお伝えします。

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税理士試験は辛いよ 99点でも不合格になる試験 40点でも合格する試験

税理士試験は相対試験 99点でも不合格になる可能性がある

残酷なことに税理士試験は極論99点でも不合格となる試験です。なぜなら、税理士試験は相対試験だからです。

税理士試験についてより知りたい方はこちらを参考にしてください。

一般の試験の多くは、〇〇点以上で合格と絶対評価で合格か不合格が決まります。しかし税理士試験は国税庁のHPでは、合格基準点は満点の60%と公表はされていますが、実際は受験者数の上位10%が合格する試験です。

あなたが99パーセントできても他の受験生が満点であれば、あなたは必然的に不合格になるのです。

税理士試験は複数科目ありますが、国税徴収法など科目によって満点勝負になってしまう科目もあります。

あなたが合格できたと思っても不合格になってしまう現実 もちろんその逆もあり

今年の試験は絶対合格できたと思っても平気で不合格になる試験です。もちろん、その逆もあり不合格だと思っても、蓋を開けたら合格していたという経験もあります。

私も初めて税理士試験を受験した科目が簿記論でしたが、大手専門学校が公表する正誤表をもとに自己採点したところ約40点ぐらいでした。その年度の簿記論は過去にない最難解の試験でした。

初めてだったこともあり、今年はダメだろうと諦めていたところいざ合格結果をみたら合格していたという結果がありました。私の場合は嬉しい誤算でしたが。

つまり、税理士試験はあなたが合格・不合格と思っても、合格結果が来るまでは油断できない試験なのです。

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税理士試験の合格結果が届いたら支えてくれた家族・友人に感謝しよう

税理士試験の結果が届いたら、まずあなたが行うことは、家族、友人、仕事の同僚などあなたを支えてくれた人に結果とともに感謝の意を伝えましょう。

税理士試験をはじめとする国家試験や大学などの受験のために勉強するのは当然ながら、あなたです。

しかし、その勉強ができる環境を作ってくれたのは家族のおかげです。辛い時に支えてくれたのは友人の力です。そして、受験時に長期連休を与えてくれた会社の同僚のおかげです。

私が税理士試験の合格を迎え、母親から「やっと、勉強中に気を使う必要がなくなるね」と知らず知らず家族に気を遣わせていたことを知りました。

受験生がいる家族は本人が知らないところで、いらない気を遣わせないために常にピリピリしているものです。

それが、社会人になってもいつまで続くか分からない国家試験への勉強をしている人が家族にいるのは、その家族にとってはとても辛いものです。

決して、一人で勉強しているわけではありません。合否関わらずあなたを支えてくれた人たちに感謝の言葉を送りましょう

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合格を勝ち取ったら素直に喜ぼう でも地獄の試験はまだまだ続く

合格してひと段落ではない 科目合格ならまた新しい科目へのチャレンジが続く

努力が実り、税理士試験の結果が合格だった場合は、まずは素直に喜びましょう。合格できたということは全受験生の中で上位10%に入ったということです。

私がいうのは差し出がましいですが、合格できたことは並大抵の努力では達成できないことです。

5科目合格であれば、実務経験が2年以上であれば、書類等を整えて晴れて税理士登録がです。実務経験をこれから積んでいこうと考えている人はこちらの記事もおすすめです。

しかし、科目合格の場合は、また新たな科目に1からチャレンジとなります。これが税理士試験が地獄と言われる由縁です。

12月以降から新たな科目の勉強をスタートさせるならミニ科目がおすすめ

科目合格した人ですでに、試験後に合格を確信して新たな税法科目または会計科目を勉強していたならばそのまま継続勉強を続けていけばOKです。

しかし、合格した人の中で、合否の判断が難しく同じ科目を復習していた人は、とりあえず結果が出るまで次の勉強を保留していた人は、新たな科目の勉強を進めなければなりません。

12月から新たな科目を勉強するなら消費税法・国税徴収法などミニ科目をおすすめします。

12月から新たに勉強する科目が法人税法・所得税法など勉強する範囲が大きい科目を選んでしまうと、特に社会人の人にとっては試験が行われる8月までに理論暗記や計算を習得することが難しいと思われます。

しかし、ミニ科目と言っても、決して難易度が低い科目でありません。また、すでに9月から勉強をスタートしているライバルもいるため、相当の覚悟で勉強をスタートする必要があります。

なお、2019年から通信学習のSTUDYingでは新たに消費税法の学習も配信されることとなりました。(2020年1月31日までキャンペーン実施中)


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税理士試験に不合格だった場合 進む道はあなたが決める

言い訳を考える前に不合格になってしまったのか冷静に考えよう

残念ながら、税理士試験を受験した9割の人は不合格になります。それが現実です。

今年は仕事やプライベートが忙しかったから、または、今年は最難関の試験だったから、この結果はしょうがないと、自分勝手な言い訳を作ってはいないでしょうか?

そのような言い訳を考える前に、まずはなぜ不合格になってしまったのか振り返りましょう。何かと言い訳を考えることは逃げです。

私も受験生時代の時は、不合格の時は仕事が毎日長期残業で忙しかったからと周りの環境のせいばかりにしていました。

しかし、そのような環境下においても睡眠時間を削り、勉強をして合格を勝ち取っている人もいます。

勉強をすることは決して義務ではありません。その道を選んだのは自分自身。なぜ不合格になってしまったのか、そして、どのようにしたらもっと勉強時間を確保することができるのかを考え、なんとか合格を勝ち取ることができました

その決断が間違っていなかったと思えるために必死に勉強した結果、今の自分がいるのです。

税理士試験を諦めて新たなステージに進むことも視野に入れよう

悲しいかな、税理士試験に何度もチャレンジしても合格できない人はいます。それが現実です。

税理士試験を受験している人の中には10年以上も挑戦し続けている人もざらにいます。諦めなければ、夢は実現できるという素敵なフレーズもありますが・・・。

しかし、個人的な意見を言わせてもらえれば、何十年も勉強に人生をかけるほど税理士の資格には価値はないと考えています。たかが資格です。

何十年も同じことを勉強することで大事なことを失うこともあるのです。このことについては、こちらの記事でまとめました。

もし、お金儲けのために税理士という職業を選ぶのであれば、違う職業を選んだ方が賢明でしょう。

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最後に

今回は、税理士試験について批判的な意見も書きましたが、最後になぜ、それでも私が税理士試験に挑戦していた理由はただ会計事務所の仕事が好きだったからです。

お金にこだわるのであれば、会計事務所以外の職業につく方が効率的でしょう。会計事務所より稼げる職業は他にたくさんあります。

しかし、私見ですが、税理士以上に色々な価値観を持った人と接することができる職業はないですし、人から感謝される仕事はないと考えています。

だからこそ、税理士の資格を取ってもっと多くの人の力になりたいと諦めずに勉強を励むことができたと考えています。

とにかく、今回の税理士試験の結果がどうであれ、まずはあなたを支えてくれた多くの人に感謝の意を伝えましょう。

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